SOPMOD M4 リアサイドスリングフックの増設

ストックパイプの誤差修正


SOPMOD M4にはスリングアダプタが無い為そのままゲームで使うには些か厄介です、
フロントは旧来のM4のアダプタ移植、レールに取り付けるタイプを増設や
前回行ったガスブロック交換でアダプタ付きの物に交換するなどの方法が有りますが
問題はリア側です
ストックには一応ベルト通しの穴なども有りますが、バッテリーを内蔵している都合上
内部の電気接点部等にストレスが掛かりやすいので余りここにスリングを掛けるのは望ましく有りません
フレーム側やパイプにスリングアダプタが有る事が望ましいのですが、現時点では選択肢が少ない・・・
マウントリングのようにストックパイプに取り付ける大型のアダプタぐらいしか見当たらないので
・・・思い切って自作して見ました。


写真で赤丸の部品を削り出しました、素材は直径25mm×20mmのアルミ円柱(ハンズにて購入)
少し旋盤で削ったりしていますが、実際にはヤスリだけでも作業可能です。
取り付け段階での外径は23mm前後ですが20mmでも問題ありません。
このブロックはサイドスリングアダプタを取り付けるための改造ベース部分になります


純正品のフレーム後端のプレート部品に凹み部分が有ったので
其処に合うようにアルミの方も削って見ました。
*凹みに合わせた加工はしなくてもどうにかなりそうです。
円柱そのままだとストックパイプに干渉するため、上1/4を金鋸で切り飛ばして角を落とし整形しました。
・・・塗装前に撮影するべきでしたね、よく見えない・・・orz



アルミパーツに目分量で5mmの穴を開け、プレートと位置を合わせてプレート側にも貫通穴を開ける。
失敗した場合、価格も安いのでマルイ純正を買えば良いと割り切っています。
*旧タイプM4用に販売されているプレート方のサイドスリングアダプタが欲しかったのですがSOPMOD未対応です。


仮組みしてM5のキャップボルトが隠れるように9mmのドリルで深めに座繰る
後で側面からアダプタを取り付けるので、邪魔に成らないようボルトは奥深くまで入れます。
奥まで埋め込んだのは側面からネジを打つスペースを確保するためです。


内側の面、貫通したボルトにナットを掛ける、余り大きいボルトだと組み立てられなく成るのでM5位が丁度良い
今更だが目分量で穴あけをした為中心からずれてしまった・・・orz
取り付け角度を調整し、下の丸の部分に2.5mmで穴を開け、M3タッピングした後
M3イモネジを取り付けて回転防止の楔とする。
なお、部品の取り付け面にはエポキシ接着剤を少量塗布した。


組み立て配置を確認してみた。
ストックを固定するリングが只の円柱を取り付けただけだと緩衝するので
およそ1/4ほど金ノコで切飛ばして角は面取りしています。
側面に小さい穴を開けて居ますが、ここに後でアダプタを取り付ける事に成ります。
以前プライヤーで回した際に付いたキズは分解ついでに際塗装しました(トビカ、トップガード使用)


ボルト取り付け位置が中心からズレた為ナットがフレームに緩衝した。
そのためナットの一部を削る事で回避しました、中途半端な手抜きは身を滅ぼす所でした・・・(滝汗)
コレでアダプタ取り付け用のポイントが完成しました。


今回用意したのはLayLax製スリングスイベルアダプター
本体と長、短2種類のM4六角皿ネジビス、ナットのみ
SOPMOD用と書いてありますがM4ネジの取り付け方次第で多機種にも対応可能・・・なはず。


もう一つがLayLax製スリングスイベル、上記アダプター(ガスブロック等、埋め込まれている製品も多い)に差し込んで使用します
ボタンを押しながら着脱でき、押さない限りは外れないのでスリングを素早く着脱できます。


二つのパーツを組み合わせるとこんな感じになります、あとは左のパーツを取り付ければ完成なので・・・


早速取り付けてみました。
アダプタ取り付け部分が曲面だったので、アルミ円柱部品の一部を水平に削って
アダプター、ナットの設置面を平らに加工して再塗装しました、完成後違和感の無い仕上がりになりました。
部品に4mm貫通穴を開けて取り付けますが、アダプタ付属のネジでは長さが足りないので市販のM4×30mm+皿ネジと交換しました。
スリングを付けて試しに取り回してみましたが、まったく問題なく強度は足りているようです。


オマケ

作業終了後アッパーレシーバーを組もうと思った所上記写真の赤丸位置が緩衝したためピン止めできなかった
前回分解したとこの事を思い出せば、確かに僅かな差で組めないために一周近く緩めて取り付けた覚えが有った
余り良い状態とは言えないのでこの際修正する事に・・・
*上の写真は作業完了後のものです、右側の赤丸のストックパイプ断面は切削したため銀ですが
作業前は黒く塗装されおり、アッパーレシーバーとの接触面に擦れた後がありました。


ストックパイプを傷つけぬようぶ厚くウエスを巻いてバイスに固定してヤスリ掛けをしました、
極めて切削性が良いので削りすぎないよう右側半分だけ削って水平を確認した後
左側も切削する様に、基準値を残して作業しました。
*そうしないとどの程度削ったか判らなくなる。
切削量は個体差が有りますが、今回は1mm程です。
この後洗浄して組み上げるとピッタリでした。



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