電磁弁の入手方法


電磁弁銃を作るにあたって一番のネックは電磁弁自体の入手経路ですね、
市販で手に入りそうなものと言ったら殆どがAC100V仕様であったりします。
エアガンに使うのに最適なのはDC12V仕様ですがコレがまた、中々流通していないんです


まず、電磁弁銃を作るのに必要な物は
1、電磁弁本体
2、タイマー回路(google先生で「電磁弁 タイマー回路」と調べると出てきます)
3、パワーソース(エアタンク、リキッドガスタンク、グリーンガス等)
4、レギュレータ(パワーソースを減圧して出力し、必要な初速を安定させるもの)
5、蓄圧室 レギュレータの流量が小さかったり電磁弁までのホースが長いと効率が落ちてしまうので
       あらかじめ発射に必要な調整された圧力のガス(もしくは空気)を用意しておくコンデンサーみたいなものです。
       無くても撃てますが、あった方が効率&出力が上がり、初速が安定します。

1、電磁弁の入手

電磁弁のメーカーは複数ありますが、有名なのが以下の3社です。
SMC  管理人が使った電磁弁部品は全てSMC製でホームページも見易いです。

CKD  私は使っていませんがここの製品を使っている方は結構多いいです。

小型で単純な2ポート式(入力、出力のみ)がお勧めです、挿せるホースが6mm、8mmクラスだと丁度良いかと思います
また、駆動電圧がAC100Vじゃ運用できないので、「DC12v」で駆動する物を選びましょう
欲しい製品が決ったらまずは価格とご相談なんですが、購入方法、時期によって値段がまちまちです
一番安いのは各メーカーへ連絡→周辺地域の個人に売ってくれそうな代理店を教えてもらう→代理店に直接交渉→
製品の価格を教えてもらい、納得できれば購入(納期は2〜3週間)

次はyahoooなどのオークションサービスで稀に個人がエアガン向けにDC12V電磁弁を出している事が有ります、
こういったものを買うのも手ですね。

管理人が一番利用しているのは「”取り扱い代理店”と取引をしているお店にお願いする事」です、
一番良く利用しているのが水草用品通販専門店「Greens」の店長さんに直接メールでお願いしています
ホームページ内では通常の取り扱いの中にもDC12vの商品がありますが、メーカー&型番が良く判らないので
(A型、B型などの独自の分別を行っている為)自分で選んだ型番の値段を教えてもらうのが得策です、
取扱商品の中にはサンプロのグリーンガスレギュレーターや空圧部品類なども色々安く揃っていますのでオススメです
私はここの取り扱い商品で殆どのコネクタ類と極小サイズの圧力計を購入し、
取り寄せで電磁弁や小型レギュレータ(出力7気圧まで)をお願いしました。
代理店直より中間マージンが入るので高く成りますが、他の部品類とまとめて購入する手間や送料等を考えたら
一番楽な方法かもしれません、どちらにしても取り寄せだと納期が2〜3週掛かります。


2、タイマー回路


電磁弁に電力を供給するとバルブが開放されるわけですが、トリガースイッチなどでそのまま繋ぐと、
トリガーを放すまで「ブシュ〜〜〜!」っと開放を続けてしまいます。
そのためトリガーONから一定の時間だけ電力を供給し、すぐに供給を切る様にしなくては成りません、
機械的に一瞬だけ通電でも作動はしますが難しいので電子回路を使います。

NE555(タイマーIC)を使用したタイマー回路を利用するか
市販のタイマーを利用する形式が基本です。
google先生で「電磁弁 タイマー回路」と調べると出てきます

私はある方からマイコン制御(PIC)で2個の電磁弁を動かす回路を譲っていただきました、
この回路はAの電磁弁を動かした後に一瞬を置いてもう一つのBの電磁弁を動かすもので、
発射とエアシリンダー式の給弾装置を駆動させるのに使います。
コレを使うことで従来の設計だと二個の回路を搭載しマニュアルで給弾スイッチを押す必要性の無い
セミオートの設計が出来るようになりました!
本当にありがとうございます!この場をもって感謝いたします。>製作者様へ



3、パワーソース

電磁弁銃は機械的なバルブノック式では無く磁気を使ったバルブ開閉方式なので別途にパワーソースが必要に成ります、
つまり基本はガスガンと一緒な訳でタンクと圧縮空気(ガス)を用意しなくては成りません。
沢山撃つならどう足掻いたって最近の電動ガンには敵いません・・・
ここを読んでいる方はメリット、デメリットが判っていると思うので何も言いませんが、正直玄人好みの物ですね;

一番有名かつ多く使われているのはサンプロのグリーンガスレギュレーターとグリーンガスを使ったセットですね、
可変レギュレーターだけで安くとも\12800はするので高いですが、小型軽量なので普及しています。
次に多いのはエアタンクですが、最近は見かけません(使用済みガスボンベを流用する物など)
それ以外だと自作品や昔のエアタンクを引っ張り出してきたり、他用途の製品を流用していますね。
各言う私も持っているのは自作品のエアタンク位な物ですが・・・

*正し、殆どのサバイバルゲームフィールドでは外部ソースは使えません。

余りやる人はいません(と言うか作った話を聞いた事が無い)が通常のリキッドチャージガス(134aや152a等)の
タンクを何らかの形で用意してしまう物で、ハンドガン用のマガジンなどを流用することも可能です。


4、レギュレータ


↑通常取り扱いで購入した直径15mmでオス1/8、メスM5ネジ規格で0〜10気圧を計れる圧力計(左)\1500
SMCより取り寄せで購入したM5ネジ6mmチューブ規格0.1〜7気圧まで調整できる最小サイズのレギュレーター(右)
確かARJ1000シリーズで購入価格は\2〜3000でした。真ん中にあるのは6mmBB弾(対比物)

レギュレーター無では圧力が安定せず、常に全開に成ってしまうので燃費、効率共に悪くレギュレーションオーバーの初速が出てしまったり
気温によっては圧力が高くなりすぎて電磁弁が作動不良を起こす可能性もあります。
レギュレータは必要で、圧力計を使って何気圧かの設定さえ出しておけば1次ガス圧が設定値を下回らない限り
常に一定の圧力を供給してくれます。
ただし供給量(調整済みの圧力供給速度)はレギュレーターのサイズに拠るので写真の物を
直に電磁弁に繋いでも射撃には力不足に成ってしまいます。


5、蓄圧室

調整された圧力を溜めて置き、電磁弁への供給を安定させる(供給中に圧力低下するのを抑える)役割をもち、
初速の変動や効率低下を抑えてくれるありがたい物で、精密射撃等を行う方の殆どが装備しています。
マルイ電動ガン用のフルサイズシリンダーに加工品で蓋をして作る方や、マガジンタンクにコネクタを付けて利用する方もいます。
私はもっと大きなタンクを製作しましたのでこれは別ページにて・・・





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