14.ハンドル材の設置方向と平面出し


今度はハンドル材を取り付ける為、木材の加工を行います。
今回使用するのはナイフ専門店で購入した「花梨の瘤」と言う銘木を使用します
通常の真っ直ぐとした木目の部分ではなく、いわゆるコブの部分の為希少価値の高い素材です
ナイフに使うのには市販されている銘木(黒檀や桜、花梨など)でも問題は無いのですが美しい木目に惹かれました。
市販のハンドル材は\1500〜でこの花梨の瘤は\3000〜、素材によっては\6000位するものもあります。
ハンドル材に使われる物は天然木材、骨、角、樹脂等が主だった材料になります。


購入したハンドル材は一つのブロックを鋸盤で切り離した2枚1組です、切り離した断面に赤い節が入っていましたが、
木目のバランスを考えて節が内側に来るように配置を調整しました。


内側になるは鋸盤で切り離した面であったので、表面が荒れていた・・・
その為#60のメッシュやすりで表面を研削した後、#240で平面出しを行った。


以前作っておいたハンドル材の型紙を木目が合いそうな部分に当ててみた。
ハンドル材の端から幾らか内側にして、ヒルトとの接点の角度調節は何とかなる様に注意しよう、
そうしないと接着時にヒルトとの隙間が有っても修正できなくなる。
型紙に合わせて「えんぴつ」で線を書いて行く、マジック等だと染みの原因になるので注意。

2枚とも平面出し、輪郭ラインの書き込みが終ったら次の工程へ。



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