18.ハンドルとヒルトの切削加工




少し写真を省いてしまいましたが表面を削り落とし、全体的にRを付けて握りやすく加工しました
まだ少し表面を削っても修正が出来る程度に残してあります


ヒルトの指が掛かる部分も痛くないように角を落とし、丸みを付けてハンドル材と合わせて
形を調整していきます、ヤスリの傷は跡で消しますが余深すぎないように細工用の細かい物で綺麗にしておきます。


ここまで終ったらゴミを除去し、各部品を用意します。
前回から準備できている市販品のシュナイダーボルト(今回はステンレス製)
紐通しの穴様にニッケルシルバーのパイプ材(在庫が行方不明のため丸棒材から旋盤で削りだしました)
市販のエポキシ接着剤(ハンドル接合で使用したものでOK)



混合した接着剤をボルト穴に塗りこみ、組みつけていきます、
パイプはただ入れただけですが、ボルトはマイナスドライバーで締め付けていきます。
余強く締めすぎると木が割れるので、程ほどの所で止めておきましょう。
パイプがズレてしまわないようにバイスなどで立てた状態で硬化させるのが吉。


上から見た図、ヒルトの方に向かってテーパーが付いています、
この写真にあるように出っ張ったボルト、パイプを切り落としていく必要があります


ゴム板などで保護しつつ、バイスでしっかり固定して金ノコで余分なボルトを切り落としますが、
ハンドル材に深い傷を付けないように+1mm程度残して切り落とします。


ちょっとピンボケですが、まだ飛び出ているボルトの頭があるので、ここからはヤスリの出番です、
因みにバイスで挟むとき、この様な凹みのある形状の場合、Rを付けた木材などを当てて固定した方が本体に傷が付かなく、
しっかり固定できるので安心できますよ。


大雑把にニコルソンやすりで削り落としたら小さめのヤスリでボルトを削っていきます。
大きなヤスリで作業をするとハンドルに深い傷を残してしまいかねないので。
パイプも同じように削り落としておきます。


研磨はまだしていませんが、ほぼ形が出来上がりました、握ってみて自分の手に合うように形を調整しておきましょう、
ここから先は表面処理なので形状の変更へ出来ません。




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