6.削り出し


*本来は「5.線引き」の前からスタートしてなきゃいけなかったんですが、作っちゃったからしょうがない;

前々回までにドリルと金のこで鋼材を切り出してありますが、本来のラインより飛び出た鋼材がたくさんありますね。
コレを削って狙い通りの形状に加工していきましょう。
私流ですがブレイドの先端部分は加工中に引っ掛けて潰してしまう事が多々あるので、元のデザインより少し鋭く作っています
最後の方の工程で修正できるマージンを残して置くのも有効な手法だと考えます。
(削りすぎて修正できなるよりはマシかと・・・)


写真では万力に挟むとき直接鋼材を挟んでしまっていますが(型紙は取り敢えず無視)
出来ればバイスの口金に薄い木の板や、ゴム、皮等の鋼材を傷つけない素材を挟んで掴んだ方が安全です。
切断のときもそうですが、切削の時も切削場所は最小限のみバイスから出して切削するように、
鋼材は極力短く出すようにしましょう。そうしないとビビリが発生して上手く切削できません。
勿論バイスの剛性や固定している机の強度も考えましょう。
力の掛かる部分は角の立った形ではなく、極力Rを付けて曲面で力を分散するように心がけましょう
そうしないと使っている最中に応力集中でそこから折れることもあります。


上記の写真のように形を削り出し、外形ラインは砥石や紙やすりで大雑把に磨いてデザインを確認します。
ここまで出来たら「5.線引き」にいったん戻り、エッジラインを書いて次の工程に進みます。


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