自動給弾機構の設計図

初期の設計では手動式の給弾(ボルト式)で設計していましたが折角なので
空圧を使ったエアシリンダー式の給弾装置を設計して見ました。

*なお、この設計ではガス大食いで作動不良を起こしたため使われず、コンパクトにした物を自作しました


上の物が組み立て断面図で上段がノズル後退時、下段が前進時(発射時)です。
駆動させるのに3ポート小型電磁弁をもう一つ別に用意し、図面の左下から入力します、
シリンダー内が加圧されるとOリングで気密されたピストンが後退し、ピストンに取り付けられたノズルを後退させて給弾します。
図面には載せていませんが右側のノズルシャフトをガイドににスプリングを取り付けるので、
その力でピストンを押し戻します、その際シリンダー内にある圧力は元の道を戻って
3ポート電磁弁の”R”(電源OFF時には大気開放になっている口です)から排気されてリセットされます。
ピストンの後退停止はクッションによって行われます。

発射/給弾の制御には電磁弁回路が二つ必要に成り、トリガー=発射、スイッチ=給弾と言った作業が必要に成ります。
・・・が!以前から開発しようとしていたPICマイコン制御式の回路が手に入ったのでこちらを使用します。
この回路を使うとトリガーON→発射→一瞬おいて3ポート電磁弁起動→一定時間後に再入力可(チャタリング防止)
つまりトリガーのみでセミオート射撃が出来るように成ります。
・・・もっとも撃つだけならガスルートの長さから考えると同時起動でも弾がチャンバーを通過後に
ピストンが動き始めるので使えますが、精密射撃用に設計していたのでこのように成りました。

2004/11/28現在
まだ設計図面のみです、製作にはネジきり加工が可能な旋盤が必要に成るので
業者さんに頼んで交渉中です(設計製作上の手順や納期、料金等)
部品図からお願いすると5万ほどで作ってくれるそうですが、こちらで部品図を描いて見ました。
以前の図面とはだいぶ改良されているのでいくらに成るかはまだ不明・・・
(有)フラターテック
↑が現在交渉中の業者さんです、個人のワンオフ品などにも対応してくれます。

シリンダーフレーム

シリンダーヘッド

交換式ノズル

ピストンユニット

ガスルートスペーサー

シリンダーエンド



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