レールクリアランス調整


製作過程の写真がない為公開を控えていましたが、要望が有った為”仮”ですが公開させていただきます
2004/3/27

ピストンレールの凹凸の噛み合せ部分ですが、純正ですとガタが大きく作動時にパワーロスが発生しがちです。
今回のチューニングはポイントは

1、真鍮を使用する事により素材抵抗を軽減する
2、ピストンの左右バランスと安定を取り、前進/後退を安定させる
3、駆動時のガタツキを無くす事により前進/後退エネルギーロスを無くす。

*接着にはプラ/金属用のエポキシを使ってください、厚みは0.3、0.5、0.8mmなどが市販されていますのでそれを利用し
幅2.2mmに切り出し、幅2mmでフラットなるように削り、
(私は金バサミでサクッと切ったあと曲がった板を金床の上でハンマーで叩いて真直ぐに伸ばし
ガラスに引いた耐水ペーパーで研磨しています)
長さはピストンより長く作ってください、(約10CM)端で曲げておけば後が楽です。
両面とも接着時に2mmの丸棒をレール部に噛ませ、タイラップ10本でガッチリ固定して1日放置、
(丸棒には薄くオイルを塗って置いてください)メカボとの調整は研磨で合わせて行きます。
メカボ側をフラットに削り、油性マジックを塗り、ピストンのみセットしてメカボを組み、ピストンを前後に動かします。
そうすると凸部のみインクが付着しますのでその部分を研磨し、
再度同じ事を繰り返して均一になるように調整します、なお、研磨するのは真鍮面がメインでメカボ面はサブです。
研磨する際、専用に木などで治具を作るか、精密マイナスドライバーなどを利用すると作業しやすいです。

↑が調整済でゲームに使用した後のレール面です。
掃除を行っていませんが、ごらんのように一部のみ磨耗する(汚れる)ことが無く、
ガタついていないので初速の安定、消音、駆動性能の向上等のメリットがあります。
今回は左右0.43mm前後ずつ隙間があったので左右に0.5mmの真鍮板を利用しました。

↑は両端ですが、接着の際に内側に折り曲げておき、後で切断した後研磨してアールを付けて置けば抵抗になりません。

#高い加工技術、精密な調整が必要になるのでチューニング上級者以外にはお勧めしません。





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