25.縫い目の穴あけ加工1

接着も終ったので試しにベルトを通して幅を確認し、縫いに入ります
っと言っても布と違い革などは先に穴を空け無いと針が通らないので穴あけ加工を行います


まず、縫う場所をケガキ、糸で縫ったときに糸が埋まる溝を掘ります、
彫るのに使ったのは角型彫刻刀。
溝を掘らないと完成後に使っていくうちに擦れて糸が解れてしまいそう・・・
もっとも今回行うのは8の字縫いと言うもので、一部が切れても全体が解けることは無いものなのですが
まぁ、無用なリスクは背負いたくないのと、この部分は完成後に補修が難しい場所なので直さなくて済む様に
しっかり作りましょう。


掘られた溝の中に縫う為の穴を四ツ目菱針で・・・開かない(汗)
4mm×2枚+接着で=8mm+αの硬さが有るようで、一点に掛かる力は1/4。
革の繊維を潰すだけで中々切り進めない・・・
仕方ないので等間隔の跡だけ付けて普通に穴を空けることにした
適度な幅のフォークでも代用できたかもしれない・・・


で、一つ目を使うことにした。
普通は金槌で叩いて打ち抜くのだろうが、煩そうなのでボール盤に装備し
(電源は抜く)プレス機として代用して穴を空けた。


で、コレが裏面、穴を空けた部分が良く判るでしょう?
このまま縫ってしまうと糸の部分が凸になり、ナイフを出し入れしたときに先端で引っ掛けて
糸を切ってしまいやすく成りそう・・・


やっぱりここも角型彫刻刀で彫りこみます、1mm程度も彫ってあれば十分でしょう。



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