26.ベルト通しの縫いつけ




いよいよバルトループの縫いつけです。
用意したのは上の写真の糸、左はクラフト用に販売されている普通の糸と蜜ロウ
右は蜜蝋が塗りこんである市販の糸。

革を縫うときは蝋を塗りこんだ糸を使うのが普通らしい、別の糸を使う場合は蜜ロウを塗りこむ必要性があるらしい
ナゼだか知らないが先人たちの言うことは信じて蜜ロウ付きの糸を使用することにしよう。



使う糸は革の厚さにもよるものの縫う長さの3倍〜8倍だそうな
今回は2枚分の厚さで、一応5倍ぐらいの長さで用意した。
使用した針もクラフト用の先が丸まった物、色々な種類がある中から適当に選んだので良く判らない物だ
*使ってみて・・・何の問題もなかった、使う糸や穴のサイズによって針のサイズを変えれば良いのかも知れない。



今回行うのは「8の字縫い」と呼ばれる革細工用の縫い方だそうな、
まず、適当な長さに切った糸の両端に縫い針を付けて一箇所穴に通しそのまま糸の真ん中まで通し、
写真上で左右に分かれた針を便宜上A、Bとする(左右どちらがAでも構わない)

Aの針を隣の穴に通し、糸を通す→Bの針をAを通したのと同じ穴にそのまま通す
→A,Bの針を通したら糸を両方とも引っ張りしっかり閉める。
コレを繰り返すのが縫い方です。


見づらいですが・・・一応図解すると、
一本の糸ですが赤、青に便宜上分けます(左右に出た糸の意味)
毎回、針を抜いた方から隣の穴に通すことを繰り返し、必ず一縫いごとにしっかり糸を引き締めます
っま、やってみれば判りますが極めて簡単です。
しいて言えば・・・穴が小さいと2本目に通す針が厳しいのでラジオペンチを用意すると宜しいかと



コレが縫い終わり、最後に糸を縛るようなことは不要で、
最後まで縫い進めたら最初に糸を通した穴と2針目に通した穴まで縫い、
しっかり引き締めて根本で糸を切り、革を木槌で叩いて繊維を引き締めると・・・道具を使わないと抜くことが出来ません。
*最初は半信半疑でしたがやってみると本当でした。


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