27.ナカゴの接着




今度はナカゴの接合を行います、この部品はナイフのロック機構としての役割のほか、
刃先で縫い付けたシースを突き破らないようにするガードの役割もあります



接着する為に皮の表面を削り落とします、今回は#60のメッシュやすりで研磨しました



まずは片面の接着から始めましょう、貼り付ける面の両方に接着剤を塗り、しばし乾かします
本体側にはケガキで張り合わせの面を書いた方が良いかもです


ある程度乾いたらガイドの針金を通し、接着面を接合します。



張り合わせたら木槌で圧着します、真ん中を圧着してから左右の針金を抜き、全体を圧着します。
あ、下にウエス置くの忘れてる(汗)



今度も一緒で、両面に接着剤を塗り、表面が乾いたら空気が入らないように接合して・・・



木槌で叩きます、今度は下にも上にもウエスを置いて表面に傷を付けないようにしっかり圧着します。



圧着が終っても革の弾力で開こうとする為接着面が剥がれてしまい易いので
ウエスでガードした上でクリップ止めします。



完全に硬化するまで時間を置いたシースです
取り敢えずこの段階でナイフを出し入れし、ロックできることを確認します
ロックしない場合は・・・諦めて作り直しましょう。


お次は端面をカッターナイフで削り落とし、外形を成型します
先端部分の針金穴は黒ずんで大きな穴に成ってしまっていたので削り落としました・・・
まぁ、ナカゴの範囲に余裕があったから平気だったんですが、次回から気をつけよう(汗)



さらに角を削り落として丸めます、端面全体を丸めるのではなく
あくまで角の部分を丸めるだけです(革って意外と硬いですから・・・ぶつけると痛いんです)



#60のメッシュやすりで端面の表面を研磨してまとめます。
表面は最終的には#240でも#400でもご自由に・・・





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