東京マルイ製 次世代電動ガン
SOPMOD M4 インプレッション

2008/12/22に発売された次世代電動ガンの初期ロット品です

LAガンショップにて、本体+ノーマルマグ+多弾マグ+バッテリー+充電器
締めて\50000-以内で収まりました、定価だと本体で\50000-以上するんですが(笑)


箱の右下に付いてくるこの専用コネクタ、これは今の所別売りしていないので
絶対に無くしてはいけない物です。特殊なバッテリーを通常のコネクタに変換してくれます。


取り合えず実用的な状態にして見ました、スリング、フォアグリップ、スコープは別売りです
今作はメーカ純正でフレームがフルメタルで剛性が非常に高いので旧来の製品と違い
補強などしなくとも安心して使えます。
アウターバレルは旧製品ではハンドガード内は細いスチールパイプで、ガスブロック辺りから
見た目通りの太さに成る構造で、根本からして強度不足でしたが
今回の製品は外から中まで一本物の太くて硬くて長くて黒光りする一品が刺さっています。
旧製品とは内部構造が異なるので、今までM4分解に慣れた人は結構戸惑うと思います


右側の写真
スコープの下に有るボタンはこれまで同様ダミーですが金属製です
(相変わらず何のためのボタンなのか知りませんが(笑))


標準で付いてくるアイアンサイト、コンパクトに成ってキャリングハンドルは無く成りました
従来同様で上下左右調整機能と近距離、遠距離用のサイト切り替えが出来ます。


上面のレール部分、T2〜T28まで白い文字が打ち込まれています。
Tはトップの意味でしょうか?


レール左側、L14以下は無いのですが上面にあわせて数えてるんですかね?
Lは多分レフトの意味かと


右側、左同様でRに成っています、ライトの意味かと。
写真が有りませんが下側はBで数字が入っています、聞いた話だとボトムの意味だとか


エジェクションポート、射撃時にはここが稼動します。
見慣れたHOPのダイアル・・・・ステアーやP-90では(笑)
ここも従来のM4とは違う設計です、HOP設定のズレ対策で細かく設定できるクリックが入っています
リコイルの衝撃でズレる心配は無さそうです。


チャンバー部、ゲーム会場でHOP調整済みなので分解せず、レバーだけ取り出して見ました。
基本構造はP-90等と同じです、調整幅は十分広いので困る事は無さそうです。


レバー単体
従来どおりのチューブを押すタイプのレバー、従来品より複製を作りやすい構造ですね。
近い内にコレのU-HOP版を作らなきゃ・・・
久しぶりにノーマルの一点保持HOPを撃ちましたが、やはり左右方向への安定性が物足りな・・・
2点保持でも良いかなと言う気もしますが(笑)


純正のノーマル82連マガジン、
底に付いている六角を2.5mmのレンチで外してユニットを抜くと、赤丸の所にレバーが有ります、
このレバーを動かすと、リアル装弾数の30発に切り替えることが出来ます。
ナゼか説明書などをいくら読んでもこの機能の記載が無い(笑)
記入忘れたんでしょうか??弾が残らない構造なのでリアルカウントゲームには最適ですね。
多弾装マガジンは300連⇒430連に容量が大幅UP!


ストックのバットプレートを外した所(暗くて見難いですが)
ヒューズと右に有るのがバッテリー用の端子です
入れるだけなのでバッテリーのセットは簡単ですね。


ストックを抜いてみたストックパイプの後端です
細いスリットが入っていて、キャップのように蓋がされています
ペンキ剥がし等に使うスクレイバーを使って反時計回りに回して分解可能です
*回すとき端子に注意


パイプの中にこんな物が有りました
リコイルを作り出す錘のユニットです、取り外すと連射速度が11発⇒14発前後に向上し、リコイルが無く成ります。
もって見た感じ300g有るか無いか位だと思いますが、こんな物が前後に動いてたのか・・・(汗)
リコイルが気に入らない人は外してしまったほうが機械的な負荷軽減の為にも良いでしょう。
燃費の悪さの原因はコレでと思われる


フォートレスから買ったスコープ
倍率は4倍で定価\23000-位、実売は\18000-ダットサイトの様にレティクルが光る


新型マガジンとの比較
全長は旧型マガジンと同じぐらいでしょうか?


ノベルアームズ製の432IR ACOGタイプスコープ
直にレールにマウント出来ます、乗せて見たところフロントサイトが少し影に成って入ってしまいました
実用上は問題ないですがマウント位置の低さゆえかな、折りたたみ式やレールタイプのガスブロックと交換すれば問題なし、
ガスブロックは現行品が使えるらしいです。


イルミネーションレティクル(ボタン電池駆動)
0〜7までの段階切り替え式(写真は3番で発光中)OFF状態でも通常のスコープとして使えます
影などに入った対象を狙うのに従来の黒いレティクルだと見えなくなってしまいますが、
この機能が有ると暗闇の中でもレティクルが見えるので照準しやすく成ります。

箱出し1000発慣らし後の初速データ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 平均
85.9 85.8 85.7 86.6 85.5 86.9 86.8 86.5 87.4 86.0 86.31m/s
最低 最高 落差1.9m/s

今のゲーム基準に丁度良い初速、あまり高いと測定器の誤差で会場で使用出来なくなる場合が有るので
マージンを取ってこの位なのが丁度良い。95m/sまでOKの所なら、スラベア付きのSPガイドに換えれば十分だと思います。

以下、音響測定による連射速度調査
Windows標準サウンドレコーダーで射撃音をマイクにて録音、*.wav形式で保存し
フリーソフトのSoundEngincにて音の波形を確認する。

純正状態での連射速度データ
秒間連射速度は11発と遅め、リコイルユニット駆動の為トルクアップされているのかもしれない。

ライトチューン後の初速データ
10 平均
85.9 87.1 87.3 87.0 86.1 86.0 86.3 86.1 87.3 87.0 86.61m/s
最低 最高 最高 落差1.4m/s

チューン後組み立てて慣らしをせずに測定したので一発目に低い数字が有りますが、誤差の範疇でしょう。
初速の誤差が少しマシになりましたがもう少し安定させたいところですね。
チューン内容
ピストンの後方吸気3mm×4ヵ所
シリンダーヘッド緩衝材貼り付け(ポロン5mm厚増設)
緩衝材追加とサイクルUP対策の為、のピスクラ対策処理
シリンダー内壁にシリコングリスを塗りこんだ後でシリコンスプレーを微量噴射して潤滑膜を成型
焼け付き防止の為、スイッチに接点グリスを塗布


連射速度は変わらず11発

ライトチューンでリコイルユニットを撤去
10 平均
87.2 85.9 86.7 87.1 86.1 86.0 86.3 86.1 87.3 87.9 86.56m/s
最低 最高 落差2.0m/s



錘を外した所秒間14発に向上した。
やはり錘を下げるときに負担に成っているようですね。



9.6vバッテリーに変更しての連射速度(リコイル錘有り)
約17発の連射速度、リコイルが怖いですぅ〜(><;)
実銃のテクニカルデーターによれば、分速700〜970発と言う事なので、秒速に変換すると11発〜16発と言う事に・・・
ノーマルだと実銃の遅めモードと同じ連射速度、9.6vにすると高速連射モードと同等というリアルさ・・・
マルイさん狙い過ぎです(爆)


9.6vバッテリーに変更しての連射速度(リコイルユニットの錘を外した状態)
連射速度は18発、サバゲに使うなら錘は外した方が安心して使えますし結構早いですね
メカノイズも錘が無い分負荷が少なくて波形が綺麗に割れていますね
・・・・従来のガンは箱山しで秒間何発なんでしょう?ノーマルの電動ガンなんて5年振りだから判らないんです。



平均初速は殆ど変わらず、錘は初速に影響を与えていないことが判ります
錘の着脱はストックを外して後端のキャップをスクレイバー等で回して開けるだけなのでさほど苦労はしません
錘を入れるとき、内部に出っ張りと錘にスリットが付いていますのでこれを合わせて挿入しないと
リコイルユニットとしては機能しないので注意されたし。


以上、大雑把なインプレでした。



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