消音化、精密射撃系


精密射撃に一番重要なのは、「何発撃っても安定した初速、確実なバレル保持」が重要です。
バレル保持は、高い剛性と銃自体の保持性能が重要です、電動でそれらを満たしているのはステアー、P-90等でしょう。
安定した初速は、弾のサイズのバラツキが少なく、安定した空気量でゆっくり加速させてやる事と、チャンバーでの保持の安定ですね。

消音化と聞いて一番最初に思うことは皆さんなんですか?
ほとんどの方が「サイレンサー」(サプレッサー)と答える事でしょう、間違えではありません、
ガス固定式の銃であればまず間違いなく効果があります、それは何故でしょう?
・ガス固定式の場合
  発射音(ガスの吐出音)以外は僅かな作動音(トリガーやハンマー)しかしません、つまり発射音を抑えるだけで、
  ほぼ無音にすることが可能なわけです。
・ボルトアクションライフル、エアコッキングの場合
  発射音とピストンの打撃音+作動音です、発射音よりもピストン打撃音の軽減をしなくてはなりません。
・電動ガンの場合
  皆さんこれが一番知りたいかと思います、実際問題ガス系と互角にするのはまず無理です、しかし実用レベルでの
  実現は可能です、一番大きな音はギアやモーターの作動音ですね。

では、具体的にどのようにすれば静かになるのか?
電動ガンを基本にお話していきます。

@ギアのシム調整      ギアとギアの噛合わせで深すぎても浅すぎても大きな音が発生します、適切に調整しなくてはなりません。

Aモーターの駆動音     基本的にモーターは高速で回っている時の方が大きな音がします、
                  しかし低速で回し続ければやはり見つかります、そういう意味では純正のモーターは非常に優秀です。

B逆転防止ラッチの音    送電停止後にギアが空転し、ピストンを後退させてしまいます、しかしよっぽどの速度で無い限り、
                  スプリングによりギアが逆回転を始め、弾が中途半端に発射されてしまいます、それを止める為に在る物で、
                  ある程度消音化すると「ガチャ!」と言う音だけが響き渡ります、ラッチの利く距離を短くすれば音は減ります。
                  *最近のロットのマルイ純正ベベルギアが4枚ラッチになったと言う情報があります。

Cピストン打撃音       どのエアガンでも共通の悩みですね、何種類か方法がありますが結局衝突直前に減速させることですね。

Dスプリングのビビリ音    スプリングが伸びきった時の「ビィ〜ン〜〜〜」と言う音これは対策方法に悩みます。

E発射音            全ての銃に共通する事ですね、サイレンサー(サプレッサー)を付ければ軽減は出来ます。
    
@に関してはあちこちのサイトでやっていますので、「シム調整」で検索すると一発で出てくるでしょう。

Aモーターの消音
 基本的に消えませんがモーターの配置が銃の外(グリップ内)か内部に余裕の有るフレーム内かで差が出てきます、
 消せない音ならば包み込むしかないのでP-90等ならフレーム内に吸音材を入れるなどして音漏れを小さくするほか有りません。
 強いて言えばベアリング内臓の純正3000モーターの類に交換するぐらいでしょうか

B逆転防止ラッチは現在のところ簡単で確実な手が少ないのが現状です。
 ・一番主流な方法はべベルギアのラッチ部(純正ギア&システマギアは2箇所)を4〜8箇所に増やし、掛かる位置を短くします、
 *現在のロットはラッチ増設済みで音が小さくなっています。
 ・ラッチの溝にソルボやゴムなどを貼り付ける・・・非常に静かになりますが耐久力がほとんど無くテストで20発しか持ちませんでした。

Cピストン打撃音は、「ピストン関係」のページにある緩衝材の張替えがもっとも確実ですが、
  極限まで小さくするならば、「エアブレーキピストン」と言う方法が存在します、
  これはピストン前進時にシリンダーヘッドのノズルにピストンヘッドに取り付けたピンが(10mm程度)入り、蓋がされる事によって、
  シリンダー内の空間にある空気がクッションになりほぼ無音状態に持ち込めます、しかし、デメリットがあります。
  1、Vr.6、Vr.5のメカボックスには使用不能
  2、電動ガンのフルオートで撃とうものならほぼ確実にピストンクラッシュを起こします、
  3、ブレーキに使われるエアがもっとも圧縮されていた部分なので、初速が低下します。(ノーマルAPS-2で10m前後)
  事実上セミオートオンリーで使うか、ボルトアクションライフルではすばらしい性能を発揮します、
  ただ、組み込みとセッティングに技術が必要です。

Dスプリングのビビリ音
  ・APSでは結構目立ちますね、スプリングを太線で短い物を選ぶと良いでしょう、詰め物している方もいますが、余りお勧めしません。
   PDI等のスプリングが割りと太線で良さそうでした。
  ・タペットプレートのスプリングも結構音が気になります、ここに関しては下手にスプリング交換すると給弾不良を起こすので、
   ノーマルのままで、被る位のサイズの収縮チューブを被せ(熱は掛けない事!)ると静かになります。

E発射音
  ・デザイン無視、価格無視ってな人でしたらLayLaxのナイツロングサプレッサーでも買ってください、非常に音が小さくなります。
   しかし、実際使っていて発射音を小さく出来れば十分なので同社のスリムサプレッサー200mm¥4500前後でも十分です、
   むしろデザイン重視で選んでも差し支えないかと思います、上記の対策をしっかりやればサイレンサーは10センチでも十分です。
   あまり大きく重い物を付けるとフレーム負荷が大きくなり、剛性が低下してしまいますので注意してください。

カスタムの例
剛性強化を施したステアーAUGをベースにし、
モーターはシステマハイスピードモーター、ギアはシステマスーパートルクアップ、
綿密なシム調整と慣らしを行い、ピストンヘッドはノーマルベースの後方吸気、スプリングはPDI110%
ピストンはクラッシュ対策+レールクリアランス調整、ベアリングSPガイドでねじれ防止、
ケミカルはアンチウエアグリスやセラミックグリス、システマギアグリス等を適量塗布。
シリンダーヘッドはポロンスポンジに張替え、ノズルはシステマ製の物チャンバーは電気くらげ(辛口/甘口)
バレルはノーマルカットバレル
シリンダーは穴の無い加速シリンダーとしてKM企画のワープ300を採用

作動確実化のためFETスイッチデバイス、配線はEGエレメントコード。
純正アウターバレルは重い、精度が悪いので撤去、フォアグリップも撤去。


代わりにKM製のSAアダプターショートに交換しバレル保持を確実にし、容量調整でバレルカット、
バレルはTNバレル(M4/XM用)or純正380mmカットバレルアセンブリー交換式。
ポートカバーはノーマルをもう一枚購入し、反対側も蓋をしています、内部のポートカバー類は、
共振してしまうため全撤去してあります。
撤去したアウターバレルの代わりに、LayLax製スリムサプレッサー200mmを取り付け。

トリガーの軽量化のため、テンションスプリングのストロークを写真のように短くするか、
輪ゴムをよじって交換してしまうと良いでしょう。
セミ、フルの段差を作っている小さなパーツが2つ有るのですが、片方は撤去してグリスアップ。

10mでほとんど気が付かないぐらいの音になりますが、まだラッチ音を消していないので稀に「ガチャ!」
っと言う音がしてしまうので現在対策中。
フルオート時は8.4Vミニバッテリーで秒25発前後、「ヒュィィィイ」と言うモーター音しか認識できないレベルです。




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