フレームのデザイン


オリジナルデザインの電磁弁ライフルを作る前に、作業手順や材料&部品の入手性や
構造、バレル、チャンバー、給弾方式などを視野に入れて一つずつ考えて行きます。

1、チャンバー部

この部分は部品の流通性、バレルの固定方法、給弾方式などを考えた結果APS-2用の規格で作る事にしました。
*チャンバーのバリエーション
・各社のチャンバー類(ちくわ、PDIの電動ガンタイプ等)が流通し、必要に応じて交換が可能。
・マガジンの共有が可能で入手性も高い
・設計が簡単

2、バレル固定方法

チャンバーを押し込むアウターパイプの必要な内径は22mm、ホームセンターなどで探すと該当するのは
外径25mmのアルミパイプ(肉厚1.5mm)でした。
ん!25mm(約25.4mm)どこかで聞いたような・・・・1インチでは無いですか??
つー訳で1インチのマウントリングを探すと出るわ出るわ(笑)家で使っているスコープは殆ど1インチ、
入手性も高いのでコレを2セット(4個)買ってきました。
さらにマウントするからにはマウントベースが必要なので、固定の事を考えると
裏が平面なタイプでなるべく長いレールを探したところG36用の物が有ったのでこれを入手。
さらにバレルの固定(スペーサー)の事を考えて外径22mmのアルミパイプ(内径19mm位)をアウター内に
前から押し込んでやる事でLayLaxなどのAPS-2用バレルスペーサーが流用可能に成ります。
APS-2004とほぼ同じ要領なのでサイレンサー部も楽に作れて良さそうです。

3、給弾機構

弾を装填するにはノズルを前後に動かさなくては成りません、
通常はトリガーやボルトを動かして給弾するのですが、欠点も・・・
トリガー式・・・射撃を躊躇った時に2発給弾を起こしたり、引き方によって給弾圧や速度が変わって
チャンバーでのホールドがバラバラに成ってしまいます。
ボルト式・・・射撃毎に手動操作の為手を放さなくては成らなく、手動なのでトリガー式同様に、
給弾位置がズレる可能性も・・・メンタル面にも影響します。

以上の事からセミオート式でもトリガー式以外の方法を使います。
それはもう一つの小型3ポート電磁弁を使ってエアシリンダーの様に作動するユニットを作ることです、
ガスが入力されて後退し、ガスを排気して前進しますが、排気部にスピコン(流速調整器)を付ける事で
安定してゆっくり排気(前進)させる事ができます。
デメリットはガスを消費することですが、大容量のタンクの搭載を予定している上、
そもそも大量に撃つものではないので十分実用的だと判断します。

4、ユニット毎のレイアウト

バレルをマウントする形を取る以上、下にマウントを設置してスコープと同じように装備すると
マガジンが取り付けられなく成るので上から吊り下げます。
給弾ユニットも同じ外径で作るのでバレルと同じように真っ直ぐ固定できます。
給弾ユニットの後ろに出すガスルートパイプ(6mm)に直接電磁弁を繋ぎ効率を活かし、無駄を省きます。
バレルの吊下げを行うことでフレームに掛かる負荷(バイポットなどを使った場合の自重負荷によるゆがみ)を、
かなり軽減して命中精度に影響が出ないように考慮しました、
さらにパワーソースもゲームでの使用、携行性を考え内蔵式にするので、グリーンガスは使えません。
(高圧ガスの内蔵は銃刀法に抵触する恐れがあり、ゲームのレギュレーション上使えないところが多い)
その為、リキッドチャージのガスを使えるようにガスタンクを製作し、レギュレーターを含めてストック内に内蔵させます。


最終的な設計は・・・・

画像が大きい為別ページにリンクさせます。
esx.gif
大体ですがこんな感じのデザインです(実際に製作する際に細部が異なるのは許容内)
割と簡単に各部の調整が行える事を前提に設計したので弄り易い筈です。
CADは初めてなのでかなり汚いですが・・・(滝汗)


↑製作中のフレーム






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