マルイ電動G18C分解講座
〜メカボックス分解編〜


様々な銃に組み込めそうな手のひらサイズのメカボックス・・・
マルイの技術陣が数年の時を掛けて開発しただけあってその完成度は異常に高い!


コレがメカボックスの右側です、シリンダーは加速シリンダーを装備。
モーターは中国製の形式不明の物を採用、システマか何処かから高出力型が出て欲しい所です。(最悪手巻きかな?)


こちらが左面、動力ケーブルの通る溝がメカボックスそのものに通されているので、
ケーブルを太い物に換装するにはおそらくリューター加工が必要になるかと。
現在張り替えるのに丁度良いケーブルが手持在庫に無いので今度買って来て交換しようと思います。


このメカボックスには分解防止の為面倒な特殊ネジを使われています。
左のものは1.7mm六角型特殊精密ネジ(トルクも少なく樹脂部品固定用なので精密のマイナスで回せます)
右のものは1.4mm星型特殊精密ネジ(メカボックスの固定用にトルクが高く掛かっているので専用のドライバーが必要)
星型は3箇所使われているので専用のものを用意しましょう。


株式会社 新亀製作所製No.17D星型 実売\450前後(国産品)
普通のホームセンターの精密ドライバー売り場で販売されています、このシリーズを管理人は良く使っています。
どうしても手に入らない場合はPDIの通販専門サイトX-Fireにて倍額の\840で購入できます。


こちらはメカボックスのギア部分の配置です。
基本はピニオン→ベベル→スパー→セクターの順のままですが、スパーギアが1枚増えています。
正式な名称は今の所不明・・・・


写真赤丸の3箇所に星型特殊ネジ、黄丸の所に6角型、青丸のところに精密+ネジが有るのでこれらを外します。
樹脂製のスイッチユニットも邪魔なので外して置きましょう。


メカボックスを開いた所。
長物電動ガンのようなトリガースイッチ関係部品やタペットプレート、その他小さなスプリングなどが
殆ど無いので分解しやすい構造といえるでしょう。
撮影中にギアの軸受けを調べるのを忘れていたので現行の軸受け(樹脂製)と互換性が有るのかは不明。


まずはスプリングから。
一番上が純正のスプリングです、真中のスプリングがLayLax製PSS10の100SP
下にあるのが同じくLaylax製PSS2の110SP(9巻きカット物)
サイズ的にはボルトアクションの細径スプリンが使えそうですがこの長さでは使えないのでカットする必要が有ります。
また、巻きピッチが狭いスプリングだと圧縮スペース不足が予測されるので、
ピッチが広く切断した長さでも十分な初速を稼げる強化スプリングを使う事が出来ると思います。
ただ、年明けにはスプリングなども出てくると思うので慌てて気って使う必要も有りません
また、ギアの強度も未知数なので今すぐにハイパワーSPを組み込むのはオススメしません。


スプリングガイドも従来通りスラストワッシャが有るだけです。
コレもその内ベアリング付が出てくると思います。


ピストンです、歯は7枚でサイズに不釣合いの大きな入れ歯が入っています。
ピストンも従来品と同じ形状で、固定には金属重りではなく樹脂の部品になります。
ピストンレール部分は今まで加工していたレール部切除が純正状態で行われており、ますます弄る所がなくなっています(汗)
やるとすると肉抜きぐらいですが必要性は余り無いかも・・・


純正状態で後方吸気機能が搭載されるようになりました。
その為かグリスも微量しかなく、マルイお得意のたっぷりグリスを減らしてサイクルアップを密かに狙う計画が崩壊しました(笑)
吸気穴は3箇所、固定のネジはプラスのタッピングビスの様です。


シリンダーヘッドです。
P-90の様な変心した排気位置で90度曲がってチャンバーに届きます、
ノズル部分も細かくOリングで気密が取られているので本当に弄る所が殆ど無いです・・・
シリンダーヘッドは結構複雑ですのでパーツが出るかどうか??出るとしても真鍮製になるぐらいでしょう。


シリンダーは真鍮製で内径は約20mm、この部品は色々出てくるかと思います。(TNコートとかボアアップとか・・・)


ピストンの後退位置は写真の位置までです、このポイントでセクターギアから開放されます。
ギアにしろシリンダーしろグリスを変えたのか微量で長期耐久性を謳い文句にしています。


ギア部分のUPです。
ちゃんと逆転防止ラッチも存在します、この辺の強化ギアも何処からか出して欲しいですね


最後に元の手順で組み直して行き、動作確認を取ったらフレームに戻して終了です。
本来、耐久性が高いので分解の必要性は有りません、分解は自己責任でお願いします。


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